人生の半分は習慣でできている、と言われています。習慣とは無意識的行動なので、当の本人が認識しづらいという面があり、感覚値より多いと感じる方もいるのではないでしょうか?
これは つまり 習慣を制御できないと、人生の半分を制御できない ということです。自分の人生をより良いものとするために、習慣を自ら作っていく能力は必要不可欠と言えるでしょう。
そこで、今回は最も効果が高いとされる最強の習慣術 if – then プランニング について解説します。
目次
- 最強の習慣術 if – then プランニング とは
- if – then プランニング の おすすめの使い方
- if – then プランニング を使う上での注意点1つ
- 習慣化を成功させるために最も重要なマインド
最強の習慣術 if – then プランニング とは
if – then プランニング とは、習慣形成をする上で最も効果のあると言われる習慣形成のルールづけの仕方です。
そのルールづけとは、 もし〇〇だったら(if)そのとき✖︎✖︎をする(then) というものです。
とてもシンプルですが、それが大切なのです。習慣形成で手軽さはとても重要です。取り組むハードルが低ければ、それだけ続けやすくなります。
そして、習慣化のゴールは無意識的にその行動を行うようになること。逆に、習慣形成にかかる 約8週間は意識的にその行動を行わなければいけません。そこをクリアするためにも、できる限り手軽に行えるよう、習慣を工夫しましょう。
if – then プランニング の おすすめの使い方
続いては、if – then プランニングのおすすめの使い方について、解説します。
1.朝起きたら をルールにする。
朝起きた瞬間が、1日で最も 集中力ポイント(ウィルパワー)が多いからです。
このウィルパワーは、意思力にも関係しているため、これが少ない状態で習慣的行動をしようとすると難易度が高くなります。
2.〇〇が終わったら をルールにする
一つ目の if – then が終わったら、 次の if – then に移るようにする。これは、ハビットチェーンという習慣の考え方で、これを形成することで、を一括管理できます。個別のタイミングで習慣を行なっているとやり忘れが続き、そのまま習慣が失われる ということにもなりますので、一括で行った方が都合が良いです。
3.小さな規模から始める
これは一つ前で話した「手軽さ」の問題です。いきなり継続困難な目標を掲げると挫折の原因となります。
if – then プランニング を使う上での注意点1つ
ここまで、使い方を説明しましたが、 if – then プランニング にも注意点があります。それは、習慣改善には向かないということです。特に、欲求に抗う必要のある習慣改善には弱いです。
〇〇をしたい という欲求と、 〇〇をしない という意思がぶつかり、 葛藤となります。たとえ、1度は意志が勝っても、少し後にまた葛藤が起き、欲求が勝ってしまった場合、習慣改善を失敗した罪悪感が残ってしまいます。習慣改善法に関しては、また別のテクニックがあります。別記事で掲載予定なので、そちらをご覧ください。
習慣化を成功させるために最も重要なマインド
最後に、習慣化を成功させるためのマインドとして大切なことを一つお伝えします。
それは、 自分を責めないこと です。
習慣形成をしている時は、習慣をできなかったことに対し、罪悪感を持ってしまいがちです。その罪悪感により自分を卑下すると、「自分はダメな人間だ、だから習慣化がうまくいかない」という考え方につながってしまいます。その認識が習慣化をより困難にさせるという負のループに入ってしまうのです。
習慣を作るためには、失敗したときは 自分を責めず、失敗した原因を明確化し、仕組みを改善する。こうすることで、習慣形成の成功率は大きく上がります。